お知らせ&新着情報
2020/04/22
臨時休業のお知らせ!
平素より株式会社 辻村表具店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。この度、新型コロナウイルス拡大防止策として出された営業自粛要請に伴い、お客様の安全の確保を最優先に考え当店も休業することになりました。
【休業期間】 2020年4月22日〜5月6日
1日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康を心よりお祈りもうしあげます。
2019/12/04
西国三十三か所、四国八十八か所
西国三十三か所、ご詠歌、四国八十八か所、霊場巡りの掛け軸の仕立て準備です。まくりや裂地に湿りを入れて縮みをかけ、最初の裏打ち(肌裏打ち)の準備をします。
2019/11/26
技能グランプリ実演
松阪で開かれました三重県表具連盟による展覧会にて技能グランプリの実演を行ってまいりました。課題となるのは掛け軸、襖、屏風の基本的な技術を高次元かつ短時間で行わなければならないためひじょうに神経を使う内容となっております。
普段は人に見せないしお客様もあまり目にすることのない表具作業を近くで見て頂き、裏打ち体験もございましたので今後の参考にしていただければとおもいます。
2018/11/08
法人化のお知らせ
秋も深まり肌寒くなってきました。皆様いかがおすごしでしょうか。さっそくのご連絡ですが、10月11日をもちまして当店は辻村表具店、改め 株式会社 辻村表具店と法人化し皆様のお役にたてるよういっそうの努力をしていく決意をあらたにスタートいたしました。
たまたまですが豊洲市場と同じ日で朝のテレビで新しい市場で新たな環境に戸惑いながらもお客様のお口に新鮮な魚を運びたいという気持ちで頑張る人々の姿を拝見し、身の引き締まる思いでした。
皆様のますますの繁栄と発展を祈願し簡単ではございますがご連絡とさせて頂きます。
2018/03/11
掛け軸仕上げ
雨にも負けず風にも負けず
花粉にも負けず(笑)
掛け軸が仕上がっております。
雨の日はなぜか仕上がりが気持ちよくいかないので天気のいい日にガツンと仕上げます!
暖かくなって過ごしやすく穏やかな日には襖や障子の張り替えなどもぜひ当店でどうぞ。
お見積りは張り替えに限らず掛け軸や額などの修復も無料にて行っております。
2017/10/14
展覧会
今日明日とシンフォニアホール(旧観光文化会館)にて三重県表具組合の展覧会が開催されてます。当店も額1品と軸3幅を出品しております、お時間頂ける方は是非おこしください。
2017/08/17
匠の技の祭典
8月9日〜11日に東京国際フォーラムで開催の匠の技の祭典に出店してきました。東京を中心とした全国から色々な職人が集い、その仕事ならでわの技を一般に披露し情報を交換し新たな進路や製品を模索しておりました。
我々の表具連盟も掛け軸の製作と修復の作業工程を実演し、体験では簡単なミニ衝立の製作をしてもらい、業界の発展に少しでも貢献できたらという思いでがんばってまいりました。
お盆前の忙しい時期に時間を頂きお客様にご迷惑をおかけしましてもうしわけありません。
2017/07/10
技能者講習会in諏訪
7月6〜7日と諏訪湖ホテルにて技能者講習会に行ってきました。毎年この時期に有名な職人を招いて技術向上の為に行われる講習で大変参考になりスキルアップに繋げていきたいです。
今回講師を務めていただいた般若堂の小林様、大変ありがとうございました。
写真は講習後少し時間がありましたので御柱祭りでご存知の諏訪大社に参拝させていただきました。二枚目の写真に写りこんでいる男性は同行いただいた四日市にある北岡技芳堂の店主で大変いい職人です。このように私の所属する三重県表具連盟には向上心を持った活気のあるいい職人が多数在籍しお互いに切磋琢磨して技術を磨きあっております、ですから修復が困難でお金も技術もかかる涅槃の図であるとか広げるのも大変なくらいになってしまった掛け軸、屏風、襖絵、額などなど、県外の業者様もいいのですが一度組合や当店にご相談下さい。
どんな痛んだ作品やどんな大きな作品、修復困難なものでも物によっては三重県の技術者が一道に集結したちどころにビシッと直して見せます。
2017/06/07
入梅
とうとう今日から梅雨に入りました。雨の日が増えますが掛け軸の仕上げの工程はカラッと晴れた乾燥した日に行いますので雨の合間をぬって続々と仕上がっております。
2017/03/20
寒糊(古糊)
掛け軸の製作のみに使用する糊で、正麩糊を7年以上床下で寝かせ毎年寒の日に上澄みの水だけ入れ替えて熟成させ、掛け軸が柔らかくしなやかに、かつ仕立て直しがしやすいように作られる表具屋さん独特の糊を仕込みました。材料は沈糊(小麦粉を撹拌して一番下に沈殿する澱粉質を発酵させたもの)と伊勢神宮奥地に湧いている金名水。
金名水で沈糊を溶き40分ほど炊き上げ正麩糊を作り壺に仕込んで上水をはり床下に半分だけ埋めて来年まで蓋を閉じて寝てもらいます。
いい糊になるようおやすみなさい。